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「あ、ガッくん久しぶりだね。」
「おまえ、まさか失恋でもしたんか?
髪型変わってるし。
そっちが良いけど。」
心配そうにガッくんは私を見下ろしながら髪を撫でた。
「んー、髪型変えたの結構前だよ?
それに失恋したのは髪型変えた後だし。」
「本当に失恋したのか……
ってオレその…何ていうか、ナナに好きなやつがいたとか聞いてないんだけど。」
あ…っと。
このとき私はガッくんにコンビニの彼の話をしていなかったことを思い出した。
「話そうとは思ってたんだけど、タイミング逃しちゃって…。
実はね……」
話そうとしたところに、ハルくんら3人が現れた。
3人とも私を見て驚いていた。
「えっ?ナナちゃん?」
「誰かと思ったじゃん。
けどそっちがいいよ。
なんか爽やか。」
「うん、可愛くなった。」
口々に褒められたので、何だか照れくさい。
少しみんなと話して、私は寮に戻った。
だけど、ガッくんとゆっくり話したかったな。
そんなことを考えながらシャワーを浴びて部屋に戻り携帯を見ると、タイミングよくガッくんからメールが届いていた。
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