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教室に入ると、あかりは前の席のすごく綺麗な女の子と話していた。
思わず見とれてしまうような、正統派の美少女。
私が手を振ると、2人は私に向かって小さく手を振り返した。
「ナナ~遅いよ!
この子、同じ寮のナナ。
見た目こんなんだけど、超不思議ちゃんなんだよ。」
「不思議ちゃんって(^^;;
櫻木 七海です。」
「初めまして。
中山蘭です。」
「ランもね、家この近くらしいよ。
ってゆーか寮の近所だって!」
話していると、もう1人やって来た。
「ランおはよー!
同じクラスでよかったぁ。
あれ。もう友達できたの?」
小動物系の可愛らしい女の子が、目をクリクリさせて、私とあかりを交互に見つめた。
「アカリです。」
「ナナミです。」
私とあかりが自己紹介をすると、彼女はにっこり微笑んだ。
「初めまして、岸川桃子です。
ランとは小学校からずっと一緒なの。」
アカリ、ラン、モモコ。
これから一生続いていく、かけがえのない友達と巡り逢った。
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