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「学校の下に駐車場のあるところ、初めてみました。地下駐車場とかではなく、完全に駐車場が1階でグラウンドや校舎が2階というような構造」
「あ、そうそう。よーく外を見てたら、もしかしたら小さい頃の私の写真が入ったお祭りのポスターが剥がされてないまま残っているかもよ」
「そうなんですか」
「うん。ネットで調べても出てくるよ。ただ、私の親もこの写真の使用の許可を出した記憶がないって言っているんだよね。だから、実は問題ないなポスターなんだよね。まぁ、私も私の親も別にどうでもいいから特に問題シしてないんだけどね」
「すみません。日和さん、これは、この細い道を進んでいけばいいんでしょうか?」
「あ、はい、そうです。一応車のすれ違いはカーブのところでできます。たまに軽トラとかがくるんで気をつけてください」
直線のところは車のすれ違いは難しいけど、カーブのところまで行けばすれ違いはできるから、まだテレビとかで見る山奥よりかはましだと思う。しかも結構ガードレールもあるし。
「日和先輩、あのシャッターに描かれた鬼のようなものは何ですか?さっき上に上がって行く前にも見かけましたが」
「鬼だと思うでしょう?本当に鬼だよ。あれは。私のお父さん」
「そうなんですか!?」
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