始まり

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ーおいおい、どうしてこんな客が多いんだよ... ー仕方ないじゃねぇか。みんな彼の話にもちっきりなんだから。 ーはぁ?さっさと失せろよ、クズ野郎!  ー話してやってもいいんじゃねぇの? ーはぁ、いくぞ。 時は半年前にさかのぼる。 「暇だぁ。」 雄飛はそうつぶやいた。 「なにかおきねぇかな。」 そう雄飛があおむけになったまま、つぶやいた瞬間、 ドガァァァァァァン! そう大きな音が聞こえてきた。 「なんだ?」 雄飛は飛び起きた。 「逃げてくださぁい!」 警官が叫んだ。 「きゃあああああああ!」 いろんな人が地下鉄に入り込んでいく。 「おもしろそうじゃぁ、ねぇか。」 雄飛はそうつぶやいて、仲間を呼んだ。 仲間は、ユキ、あきら、あおいだ。 「もう、私だってにげたいのに......」 ユキはぶすっと腕をくんでいた。 すると、ラジオから声が聞こえた。 「今、この世界は危機にみちています。ただちに非常用ロケットに乗り組み......」 この言葉だけで、4人の心は一つとなった。 「この世界を救うぞ!」 雄飛は叫んだ。
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