曇り空

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曇り空

ーさぁ、ここが最初の冒険だ。 ーお前うれしいんじゃねぇの? ーう、うるせぇ!話すぞ! 「ユキ、どうしてこうなったか分かる?」 雄飛は200キロのコンビニ袋を抱えながら言った。 「.....こんな感じだと、たぶん誰かのせいだと思う。で、あんたそれ大丈夫?持とうか?」 ユキは雄飛の事を心配していった。 「ん、ああ、こんぐらいだいじょうぶ。」 と、言って、雄飛は玄関のドアを開けた。 「おかえり。」 あおいがぶっきらぼうに言った。 「ただいま。10年分は大丈夫だぞ、これで。」 と雄飛は返し、どさっと床に置いた。 「ちゃんと鍵、しめろよ。」 あおいがユキを見て言った。 「分かってるって。」 ユキはがちゃ、と鍵をしめた。 「あーきーらー。いるなら出てこい!」 雄飛は言った。すると、あきらが出てきた。 「ん、なんだ?緊急会議か?」 あきらは興味津々に身を乗り出していった。 「んー、緊急会議っていうか、普通の会議だな。」 雄飛は真顔で言った。あきらは、がっかりしたように、肩を落とした。 「ユキが言ってたことなんだが......」 雄飛はだれかがやったとユキが思ったことを報告した。 「ふぅん。」 あおいとあきらは興味津々に聞いていた。
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