https://www.semi-doll.co.jp/history/cicada/

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・権蝉宗から生まれた蝉人形の『過去』と『これから』  権蝉宗は大乗仏教教典の一つであると定義している(仏教学者は全否定)、『権利蝉鳴経(ごんりぜんめいきょう)』を信仰し、「南無権利蝉鳴経(なむごんりぜんめいきょう)」の唱題などを実践するものです。  権利蝉鳴経は、法華経を漢訳した訳教僧・鳩摩羅什(くまらじゅう)のライバルとされ、モモンガの由来となった大高僧・※鼠羽魔(モモンガバマ)が、サンスクリットで書かれた教典を漢訳した物とされています。  サンスクリットで、 「蝉のようにうるさく鳴いて、正当な利益を得る」 という意味だったのを、※鼠羽魔は、 「蝉のようにうるさく鳴いて、力付くで利益を得る」 と漢訳した結果、 『権利蝉鳴経』 と呼ばれるようになりました。  このことから、「蝉のようにうるさく鳴いて力で奪い取るこそ正義」 という考え方を持つため、自分達の主義主張をどんどん言って、相手を強引に説き伏せて、自分達の利益を得ていこうとする特徴があり、その強引な勧誘手段は明治時代から芳しくありませんでした。  明治時代の啓蒙家・西周が英語で書かれたヒューマンライツ(human-rights)を和訳する際、『権利蝉鳴経』を引用したと、蝉山寺は主張しています(歴史的には否定されています)。  蝉人形が一般に普及しなかったのは、このような宗教的に難しい位置付けに立っていたからだと当社は考えています。  当社は、宗教に関係なく一般の方に蝉人形の良さを知って欲しいと願って創業した西条四十夫の意志に従って、宗教の違いなどから排他的にならず、一人でも多くの方に蝉人形を買って欲しいと考えております。 <注釈> ブラウザ(エブリスタ)の仕様で、正確な漢字表記が出来ていません。 例えば、蝉人形や権蝉宗のセミは「蝉」としていますが、正しい表記は旧字体(ツの部分が口口)の蝉です。 ※は(鼠に吾と云う字)でモモンガの「摸摸具和」以外の中国語表記です。
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