今日の合コンは特別

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今日の合コンは特別

大学生になって2ヶ月 高校からの友人高畑晶子に頼まれて合コンの幹事をすることになってしまった。 面倒だとは思ったものの昌子は性格がキツいが顔は可愛く高校の時の友達も美人揃いだったことを思い出し引き受けることにした。 店に入り先に来ていた女子グループの中に、期待を上回る美人がいることに俺は心ときめいていた。 3対3の合コンなので両端を空けて座っている女の子も可愛いかったが晶子と端同士で座っている子の方がタイプだったので女子二人の間の席につく。 つとめて冷静に 「ちょっと、武司が隣に座ってどうすんのよ」 晶子がうんざりしたように、小声で言った。 正面よりも隣の方が話しやすいテーブルの大きさなので昌子がそう言うのもわかるが。 俺だって可愛い子としゃべりたいんだから仕方ない。 「お前が向こうの席に座ってたらよかったじゃねーか両端空いてんだから」 小声でそう返すと隣から控えめな声が聞こえた。 「私、美也って言います」 静かにそう言うと美也は優しく笑った。 そうだ。俺は昌子と話している場合ではないのだ。 今日の合コンは当たりだと叫びなりそうになる気持ちを抑えながら自己紹介を始めた。     
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