第4章 共に手がける作品 side 怜斗

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彩花とレコーディングした主題歌のデータを貰ってきてた。 パソコンを立ち上げ、流す。 彩花の感情が込まれた、美しい歌声。 彩花の歌声と俺の歌声が合わさるハーモニーは、2人の気持ちは離れていても、交わって1つの音になっていた。 何度も何度も再生して聴き入っていたら、気がついたら朝になっていた。 彩花と俺のコラボ曲は最高に良かった。 また、彩花とコラボしたいと思う。 彩花の創作の才能は天性で、それにより感情が不安定になりやすい。 彩花が混乱した状態でできあがった作品は最高作品になる。 彩花は、良い作品を残すために、かなり、精神面をやられてる。 彩花の創作してる姿を知ってるからわかる。 中高一貫校時代、俺は、混乱した彩花を落ち着かせてた。 彩花は今、どうやって、精神面を保っているのだろう。 彩花の事が心配になった。
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