最終章 2度と手放さないで side 彩花

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怜斗: 移り変わる季節は 北寄りの風に流されて 気が付けば今年の終わりに 君に贈るよ 最高の イルミネーション いつもより少しだけ はしゃいでいる君を横目で 気後れ気味の俺はなんとなく 一歩引いて見てた ひらひらと雪が舞う頃には そんな君がなぜか愛しくて 俺はは君に感謝してるのさ うまく言えないけど 彩花: 飾られた街並みに いつしか気持ち踊らされて 君はわたしのためにくれたよ ささやかなサプライズ イルミネーション ひらひらと雪が舞う頃には 二人で歩く夜 並木道 いつの間に灯るイルミネーション 光に染まる街 そんな二人の季節 君が笑う それだけを わたしは、ただ見ていたくて 今日だけじゃなく 毎日が 君だけに 特別で いつまでも このキモチは季節を越え
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