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第2章 変わりゆく愛しい人 side 怜斗
邦画や連続ドラマのシナリオを多数手がけている売れっ子作家な彩花。
番宣や対談、インタビューなど、で、テレビやネットで姿を見せるようになった。
中高一貫校の頃、メイクを全くしてなくても、色が白く顔のパーツもバランスがよくて可愛かった彩花が、今風でも清純ッポいメイクをし、清楚な感じの装いをしている。
モデルやアイドルよりも美しい。
小説家をしているから、外見だけでなく中身も詰まってる。
だから、彩花の存在に、多くの人が惹きつけられていた。
彩花はテレビ出演等に積極的には出なかった。
番宣を理由に、借り出される時だけ、引き受けてるようだった。
月9ドラマの新番組の番宣で、俺との対談の企画が上がり、断られる気がしたが、彩花をプロデューサーが口説き落とし、遂行される事になった。
俺は彩花の手がけるストーリーに、3曲、歌を添えた。
仕事で間接的に共演するようになって、1年経っていた。
やっと、彩花に、直接会える。
彩花に会える事が楽しみで、企画の話を貰ってから、俺は心が踊り、落ち着かなかった。
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