第五章 君を探すよ ニ

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「では、明日、家まで迎えに行くよ。俺がいないほうが、織田も休めるしね」  織田も完全私界を掛け続けているので、かなり疲労していて休養が必要になっているらしい。 だから、久住は温泉に行こうかと調べていた。 「……目の前にツアコン兼企画がいるので、相談してくださいよ」 「ああ、そうだったね」  休養なのか、リフレッシュなのかで、宿も場所も大きく異なる。 休養ならば、休むのがメインなので静かで何もない場所でもいい。 「この宿はいいですよ。山の中の一軒家で、部屋が大きく、客室が少ない。 おまけに、食事は料亭のような場所で、個室になっている」  疲れた時に、自分を見つめ直す為に行くといい。
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