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「……んだよ、出し惜しみしてんじゃねぇ……! それともなにか? 老いらくの摩羅じゃもたねぇのかよ……!?」
だったらそこの張り型でもいいからぶち込んでくれ。口汚く煽って、自ら両手でその窄みを拡げてみせた。
少し身を離した之成が、無様な男を見つめている。その見下しているともとれる視線にぞくりとした。腹の奥が疼く。
「仕方ありませんね」
之成が口角を上げた。ひざ裏を大きく押し上げられる。でんぐり返しの途中で押さえつけられたように、身体が二つに畳まれてしまった。濡れそぼった布は、行儀悪く股間に絡まったまま、それなのに秘すべき場所は、つぶさに晒されている。
見られている。それだけで、下腹部が高熱を孕んだ。
「後悔なさいませんように」
之成が笑う。
ぞくり――。
「ァ――……ア? ッッアアアッ――!!」
布の隙間に強引な牡がねじ込まれる感覚。結合は容赦なく、勢いをつけて最奥を抉った。止まることなく繰り返される抽挿に息が止まる。
二つに畳まれた身体は一部の逃げ場すら存在しなかった。
「アッアッ……! 待っ……そこ、は……! っぐ……ぁ」
「早く、と、ねだったのはあなたですよ……」
掠れて音にならぬ悲鳴が喉から抜ける。
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