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伽矢は満足し、麻美に名刺をもらうと帰っていった。 麻美はドキドキしながらシャワーでマットや身体を洗い流し、待機していた。 この日は週末ということもあって、凄く忙しくてお弁当を食べる時間がほとんどなかった。 やっとゆっくり出来たのは、23時だった。 お弁当を食べていると「アリサさんご指名なんですけど120分コース、大丈夫ですか?」と心配そうな純の声がした。 本当は0時に帰る予定だったが、麻美は「あっ、大丈夫です…」と返事をすると、慌ててマウスウォッシュで口をゆすいでから歯を磨いて、待合室へと向かった。 待合室へ行くと、英治がタバコを吸いながら待っていた。 麻美はドキッとしながら「こっ…今晩は…」と挨拶をすると「おっ♪来た来た♪やっと独り占め出来るわ♪」と言いながら微笑んだ。 またしてもサングラスをしていたため、麻美はドキドキしながら部屋へと案内をした。 部屋へ着くと「飯、食った?」と言いながら、英治はベッドに座り込んだ。 麻美は「ちょうど食べ終えたばかりです…」と照れ笑いをすると「そっかそっか♪俺がまだだから、待っててな♪」と言いながら、コンビニエンスストアの袋からお弁当を取り出すと食べ始めた。 麻美は癖で、床に体育座りをしていると「そんなトコいねぇで、こっちにおいで」と言いながら、英治は優しく微笑みながら手招きをした。 英治はお弁当を食べ終えて、タバコを咥えた。 その姿にドキドキしていると「んっ?あっ、タバコ嫌い?」と言い、タバコをしまおうとしたら「あっあの、大丈夫です!」と麻美はしどろもどろになりながら言った。 「アハハ♪アリサちゃんってさ、面白れぇな!ますます気に入った♪」と笑うと、麻美もつられてクスクス笑った。 それを見て「やっと笑ってくれたな♪」と言い、英治は麻美の頭を撫でた。 麻美は顔を赤らめながら俯くと、英治は頬を突っついたりじゃれ合った。 英治が「アリサちゃん、風呂沸いてる?」と聞いてきたから、麻美はゆっくりと頷いた。
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