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麻美はお弁当屋で、いつも注文する高菜明太子と唐揚げ弁当と烏龍茶を買うと自分の部屋へと入り込んだ。
いつものように正座をして「いただきます」と言い、手を合わせて食べた。
食べていると、和哉が「アリサ、入れる?」と言いに来た。
和哉は基本女の子を呼び捨てで呼んだりタメ口で話したりしていたが、ナンバー1のココロこと須藤心美には敬語で話していた。
内心ムッとしながら「大丈夫です…」と言い、マウスウォッシュで口をゆすいでから歯を磨き、待合室へと向かった。
そこには幹雄が座っていた。
麻美はゾッとしながら「こっ今晩は…」と呟くと「今日は、よろしくな?」と言いながら、ニヤリと笑った。
何となく嫌な予感がしたまま、部屋へと入った。
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