【4】

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麻美はいつになく緊張して待っていると、ドアをノックする音がした。 ドアスコープを見ると、サングラスをした英治が立っていてドアをゆっくり開けると「よっ♪元気にしてたか?」と言い、英治はニカッと笑った。 麻美が「英治さぁん…」と言いながら、涙を流していると「一ヶ月会えなくて、悪かったな…来週、お店に麻美が帰る前の120分で指名で入れっから待ってて?」と言い、麻美を抱き寄せると頭を優しく撫でて帰っていった。 あの優しい香りがふんわりとした。 麻美は部屋のドアをそっと閉めて、眠りについた。
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