【4】

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次の日、麻美は秋冬物を買いに行くために美幸と買い物へと向かった。 普段は誠也と英治は車で移動をしていたが、この日は電車で移動した。 美幸とはよく買い物へ行ったりしていて、いつも買い物の日は楽しみだった。 たくさん買い物をし、オープンカフェでお茶をしていた。 美幸はお客の愚痴を言いながら、タバコを吸った。 その中には、伽矢の話をしていた。 そのときに「内緒の話だけどさ、実は苦手だったり嫌なお客が来ると時間を30分早くアラームが鳴るように設定してるんだよねぇー♪」と言い、美幸は笑っていた。 麻美は伽矢が言っていたことを思い出しながら、愛想笑いをしながら適当に相槌を打って話を聞いていた。 すると「ねぇ、そこの彼女たち♪俺らとお茶でもしない?」と言い、男性二人が声をかけてきた。 麻美が戸惑っていると「いいわよ♪麻美、行こ♪」と言い、その男性の腕を組んだ。 もう一人の男性が「さぁ行こうか?」と言いながら、麻美の肩に手を置いた。 麻美は俯きながら、歩き始めた。
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