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空が生まれてきてから、僕は、不安感が強くなった。
二人にも黙っていたことが、申し訳なく感じるのもあったけど……。
空に僕と同じ血が流れる事は、空に僕と同じ人生を歩む事になる。
そう、思ってた。
そう、思い込んでただけかも。
深井とも、色々と話し合いをして、今の裏社会のままでは、空だけじゃなく、これから生まれてくる命も、同じ人生を歩む事になる。
変えるなら、もう今しかない。
裏政府が、団結力の意識を高めるために、色々な部隊を作り出した。
自分の得意とする事なら、何でもOKだった。
僕は、適当に考えてただけだった。
空が生まれてくる事なんて、全く知らなかったから。
今思えば、ちゃんと後先考えて決断するべきだったなぁ……。
そして、深井との話し合いで……
〈裏社会が表社会を飲み込む。新たな国として支配する〉
……裏政府に協力する姿勢を取った。
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