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その若い兵士と言うのは獣人の住む【ズーパーク】と鳥人の住む【スカイバード】と魔法使いが住む【ウィザー】に武人の住む【ウォーリア】の国の若い兵士達であった。彼らとは幾多の戦場で最前線で戦い同じ釜の飯を食ってきた仲間達だ。
「セブン・ギアーズ様!全てパンサー王からお聞きしました!」
「自分もです!ガルーダ王から明日の総力戦について!」
「何故ですか?!総力戦は貴方達7人だけで敵の表から全面的に戦わないといけないのか?!」
「我々は貴方達が居たからこそ生き残れたのにどうして?!」
順番にズーパーク人、スカイバード人、ウィザー人、ウォーリア人の若い兵士達が俺達に食い入る様に詰め寄ってくる。
「王達め……あれほど、この作戦は他の兵士達には極秘で内密にと念を押しといたのにな……なんか適当に誤魔化しておいて欲しかったな。」
俺は頭を抱えながら軽く頭痛を覚えるのである。
「あーあ。私達の作戦がバレてしまったか。」
ケンジはタバコを取り出し口に咥えてマッチで火を付けて溜息を混じらせながら煙草を吹かす。
「まぁ、秘密はだいたいすぐにバレてしまいますので仕方がないと思いますよ?ショウ君。」
ニコニコと笑顔を絶やさないコウタ。言ってる事は間違いじゃないんだけどさ。
「確かに、そなた達の言う通り、今回の作戦は極秘扱いで我々と王達の間でしか連絡を取り合わず、そなた達に一切の連絡をしなかったのは申し訳ないでござる。」
リュウジはソファーから立ち上がり若い兵士達に深々と頭を下げる。
「しかし何故ですか?セブン・ギアーズ様達は表から正面攻撃で他の味方達は薄手になった裏門から攻撃するというのは?!」
「そ、それはっすね。明日の総力戦にはカイジン達を殲滅命令が世界政府から達しておりましてね。それには、かなり激しい戦いになるっすから。」
「だからって、自分達が蚊帳の外なんてあんまりです!」
ウィザー人の若い兵士がアスカに詰め寄り、アスカは困り顔をしながら答えるが、ヴィザー人の若い兵士は納得がいかない様子。
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