アルス・アマトリア4

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 とりあえず、一番手っ取り早い方から片付けるか。  そう考え、きびすを返した。まだ玲はあそこにいるだろう。  さっきは悪かったな、とか何とか言って草むしりを手伝えば、それが終わるころにはまた笑顔を取り戻すだろう。 「全く世話やかせやがって」  原因である自分を棚に上げ、拓斗は花壇へと向かった。
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