アルス・アマトリア4
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思った通り花壇に玲の姿はあったが、拓斗はさっと木陰に身を隠した。 秋也の野郎が傍にいるのだ。 邪魔なんだよ、てめえ。さっさとどっか行きやがれ。 心の中で毒づく拓斗をおいて、二人は何やら話し込んでいるようだった。 「いろんな花の手入れをしているんだな」 「うん。この花はね、特に好き」 「花が咲いていないと解らないな。何だ、それは」 「忘れな草」
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