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「ねえ、秋也。秋也は、もし僕がいなくなっても忘れないでいてくれる?」
「何を突然。どうかしたのか」
「ふふ。そのうち秋也はきっと、かわいくて気立てのいい女の子と一緒になるよね」
秋也の問いには答えず、玲はただ淡々と自分の思いを紡いでいった。
「子どもは男の子と女の子がひとりずつ。男の子は、きっと厳しく育てるよね。でも、女の子にはすごく甘そう」
「玲?」
「そしてね、絶対ほかの男にはやらん! なんて言ってそう」
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