アルス・アマトリア4

22/77
前へ
/77ページ
次へ
「秋也、だめ」  とたんに玲は身をよじらせ、秋也から離れた。  そうなのだ。玲は決して屋外で体を許さない。  秘め事は必ず、誰かに見られる心配のない屋内と決まっている。 、 それも、ソファかベッドの上。  屋外の、しかも草の上でその身を開きはしないだろう。  だが、心の、体の昂ぶりはおさまりそうにない。
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

138人が本棚に入れています
本棚に追加