アルス・アマトリア4

76/77
137人が本棚に入れています
本棚に追加
/77ページ
 よろしくね、と微笑んだ後、玲は腕を二人の方へと伸ばし、指先を妖しくくねらせた。 「じゃあ、その前に僕を食べてくれる?」  いただきます! と叫んで拓斗と秋也は玲に躍りかかった。  はぁはぁと息を荒げ、むさぼるように体中にキスの雨を降らせる。  全く二人とも子どもなんだから、と玲は優しくその髪をなでた。 「もぅ。ちゃんとお行儀よく食べてよね」
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!