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ジランの教師みたいな説明も終わったし、測りますか!
両手で水晶を握って……。
「数値出ました!」
「お、すごいな。魔力量がMAX超えてるぞ」
「属性もスクロールしないと見れないですね…」
現代のスマホで漫画読むノリで人の属性読まないで…。
「あ、封印アリだって」
「属性の一部が古代語で書かれてるぞ」
「ワタシ読めますよ。………古代魔法、禁忌魔法って書いてあります」
「「こいつ、チートだ……」」
ふたり息を合わせて言った。
さっきの言い合いといい、喧嘩するほど仲がいい、というものだろうか。
しかしまあ、一応世界に変革をもたらす魂の依り代だし、その後はなんか神様のもとで働く予定だったらしいし、チートじゃなきゃヤバイでしょ。
つか、封印ってなんだろう。
下手に扱うと駄目な代物が封印されてるのはわかるけど……。
今は気にしないでおこう。
「チートなので、ランク上げときますか?」
「でも、こいつ魔法知らないぞ」
「そうなんですか!?───痛ったぁ!!」
勢いよくオレの方を向いたネノ。
勢いつけすぎて首から変な音がしたんだけど、大丈夫かな?
「………ヒール」
ジランがそう唱えると淡い光がネノの首から光り、消えたと思ったら、ネノが首をゆっくりとまわしていた。
「治りました!ありがとうございます」
「いつもやるんだから気を付けろよ……」
意外とどじっ子なのかな?
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