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その後よく話し合って、一番下のランクから地道にレベルを上げていくことにした。
王道ではここでトップランカーになるのだろうが、生憎オレは魔法の使い方を知らないしね。
例えるならば、幼稚園児が自分のパソコンを持っていて、扱いきれないようなものだと思う。
魔力でゴリ押しするのはキライだし、魔法の先生としてジランをつけてもらうことにした。
そしてさっさとトップランカーになれってネノが言っていた。
そんなことはおいといて、オレは非常に大変な事態に遭遇してしまった。
それは、魔法適性検査のあとでの出来事。
「え!?ここって宿泊施設ないんですか!!」
「王都No.1のギルドの筈なんですけどね」
そう苦笑いして答えてくれたのは受付のお姉さん。
「かわりにと言ってはなんですが、隣の宿泊施設で宿泊できますよ」
「無料で?」
「1500メルです」
「え?高いの?安いの?」
「間違いなく安いです」
ついでに物価やお金のルートも聞いてみた。
どうやら物価は日本と同じっぽい。
円がメルという単位に変わっているだけで、その他変化はなかった。
神様にお金を換金?してもらってなければ、今日は野宿することになっていたよ。
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