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ということでオレの異世界行きは決まった。
しかし、いつも読んでいる小説やアニメ、漫画みたいな特典は無いものなのか……?
「特典は特に無いかな」
「えー」
「君には特典をつけなくても、天性の才能に恵まれているだろう?君は地球での仕事を終えたら神様候補生として、私の部下となってもらうことが決まっていたしな。まあ、特典は無いが代わりに今までかけられていた封印を解こうか」
え……?
「ふ、封印………?オレに?」
「そうだ。地球で神としての力を出されたら困るからな。力を封印させてもらっていた。……でも、全てではないぞ。記憶能力が高く、身体能力も良かっただろう?あれは封印しても漏れだしていた才能だ。あとはまあ……、運とやらかな。最後の最後に不測の事態となってしまったがな」
笑ってるけど笑い事じゃないよね………。
でも、漏れだしていた神様の力のおかげでオレは、楽に生活できていた訳だから感謝しなければいけないな。
「じゃ、とりあえず今日はこのぐらいにして、私は帰るからな。明日も来るぞ。蒼」
明日も来るんですか………。
そう思ったが口には出さず、じゃあねーと返した。
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