1章 転生

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ルト「じゃあ、先ずは紺の潜在能力を引き出すよ。そっちの方が紺と相性が良いからね。その後に僕が加護を与えるよ。準備はいい?」  私に潜在能力なんてあるんですね。どんな能力なんでしょう。楽しみです。 コン「はい」 ルト「じゃあいくよ、《能力解放》」  ん、なにか胸の内を探られているような変な感覚がしますね。 ルト「紺!!凄い!!もふもふだ!!」 コン「え?」  いつの間にか髪が白くなって……あ、お尻にも白いふわふわの尻尾が、形的に狐でしょうか。なら頭には耳も…なんか爪も鋭くなってません? ルト「じゃあ僕の加護も渡すね!!」 コン「あ、はい」  いけないいけない、つい尻尾に気を取られてしまいました。いや、この尻尾面白いですね。だってこれ、私の思った通りに動くんですよ? ルト「《加護譲渡》」  今度はなにか包まれるような感覚がしました。あ、尻尾が増えてますね。1234…全部で9尾ですね。 コン「尻尾が増えましたね。というよりスーツが脱げないのですがどうしたらいいでしょう」 ルト「え!?そこ!?」  あれ?私何か変な事言いました?
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