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ルト「ねぇ、紺。自分の能力の事は気にならないの?」
自分の能力ですか……気にならないといえば嘘になりますが。
コン「でも自分の能力を知ってそれにかまけたりはしたくないので、あまり見たいとは思いませんね」
ルト「ほぇ~、紺ってちゃんと先のことまで考えてるんだね」
別に、あまり遠くの未来までは見据えていないのですが。
コン「私もそこまで深くは考えてませんよ?ですがルト、何も知らないのも良くないと思うので私の属性と魔力量、できれば加護の内容も教えてもらえますか?」
ルト「うん、いいよ!!んとね、紺の属性は炎と聖、あと創造だね。で、魔力量はなんと∞です!!あと僕の加護で物理・魔法無効、それと不老不死も付けちゃった♡(ついでに尻尾も)あ、種族は妖狐だよ」
ちょっと待って下さい。私の潜在能力どうなっているんです?属性の創造もおかしいですけど魔力量∞って何ですか?自分が怖いです。というよりルトの加護もおかしいですよ。物理・魔法無効って私ダメージ受けないじゃないですか。あと不老不死、これで死なないときたら私化け物では?
コン「なんでこんなに私の潜在能力は高いんですか?それに何故不老不死を付けたのですか?」
ルト「それは紺の魂が大きくて綺麗だからだよ。人の潜在能力は魂の大きさと透明度で決まっていて、大きさは魂が生きた時間、透明度はその人の生き様で決まるんだ。それで、紺に不老不死を付けたのは、ぼ、僕が死んで欲しくないと思ったから……」
ルトは尻すぼみになりながらも言葉を紡いだ。
コン「ルト」
ルト「っ!!は、はい」
ルトは怯えながら返事をした。
コン「ふふふ、何を怖がっているんです?怖がる必要はありませんよ?ただ、次私に何かする時は事前に説明と確認をしてくれればいいなと思いまして。それとも……」
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