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「ちなみにあんたもあたしの従弟!」
「――ああ、そうだった」
「そうだった!?」
「フフ、嘘って」
目を細めて笑う蒼。そっと……肩に蒼の手が触れた。
そのまますっと――鎖骨の方に下りて来て……。
「……ふ……ぅ……」
「確かにいとこ同士だけどそれが何……? 男と女でしょ……とくべつな、さ」
こんなに熱に濡れた声してたっけ。耳に貼りついて離れなくなりそう。
囁きながら、その膨らみを――形を確かめるように撫でてくれる。あまりにもいやらしくて――そのくせ熱くて、驚くほどその指と下着越しの乳房が触れ合う感触が……痺れるような快感で。
下着越しに胸を全部撫でられていた。細い糸が幾重にも紡がれて服ができるように。その指は、幾度も乳房を包むように行き来して――ついに全部を網羅したのだろう。
「や……ぁだ、あおい……はずか、しい……」
「……」
黙りやがった。こういう時に限って黙って微笑んでいる。
両方のふくらみをそそ……と撫でられる。
「はぅ……ん……や、だ……」
「はずかしいの?」
「はずかしい……っ」
「それだけ?」
「はずかしい――し、……ぁ、気持ち、いい……」
「フフ。……可愛い」
「ぁ――っ、だめ……あ――」
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