隠し事 No.6

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隠し事 No.6

「夕奈さんは、どうしてここにいるのか心当たりとかはある?」 私は首を横に振った。心当たりがないから困ってる。どうしてこうなったのかもわかんない。 「した・・・いって、どうなったの?」 うっ・・・。死体って言われるとちょっと嫌だな。亮様だって遠慮して言ってくれたんだから。 でも、死体ってどうなったんだろう?気づいたらこの状況のだったし・・・。 「わかん・・・ないです。すみません」 「ううん。謝んないで。とにかく君がどんな状況なのか把握したいんだ」 私の状況? 「私は幽霊ですよ!?」 だってみんなの目に映らないなんて…幽霊以外に考えらんないよ! 「夕奈さんは外に出れる?」 「少しなら・・・」 「とにかく、夕奈さんの最後の記憶のところに行ってみたいんだけど・・・、いいかな?」 それって私が引かれたところだよね・・・? 私の行動範囲は限られている。このお屋敷から約500メートルまでしか私は動けない。つまりそれ以上先には行けないと言うこと。私が引かれた場所は結構離れたいた気がする。
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