序章 「愛」の副作用

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序章 「愛」の副作用

「愛」は目には見えない事が多い 聞こえない事が多い いや 意識すれば少しだけでも感じる事ができるのかもしれない その少しだけ感じられる「愛」を積み重ね 人は他人を信頼して 友好な関係を築く しかし積み重ねる事には相当な時間やお金がかかるが 壊れてしまうのは簡単な事 そして最も厄介なのは 壊れてしまった事事態に気づかないパターン それに気づくのは一体何日先か 何年先か そしてその事実を認める事は 果たしてできるのだろうか 絆が大きければ大きいほど 気づく事も認める事も難しくなる その場合 一体どうすればいいのだろうか それは誰にも分からない 確定的な解決法なんて無いのだから しかし 野放しにすればどんな事態になるのか 取り返しのつかない状況になってしまう事も珍しくない 個人の絆が壊れた壊れないに 全く関係の無い人間が巻き込まれる 最悪 命や人権に関わる場合も ただ 個人の問題を他人が解決しようとしても全くの無意味 しかし時に その「他人」が「関係者」になる事も
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