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翌日。
再び仕立て屋が王様のもとを訪れました。
「王様。新しいお召し物でございます」
「おお!すまんな!仕立て屋!では早速……」
そこで王様は仕立て屋が手ぶらなことに気づきました。
「どうした、仕立て屋。お主、服どころか何も持っておらんではないか」
「いいえ、王様。私めは服を持ってきております」
仕立て屋はやけっぱちにこう言いました。
「これはバカには見えない服でございます」
この話は、のちに『裸の王様』という題目で語り継がれていきましたとさ。
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