いざ、カスガの岩へ!
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そんな活動を毎晩続けていると、月はどんどん満ちてゆき、遂に満月の夜がやってきた。約束通り巣の出入り口へと向かうと、数名のアリが旅支度を整えて待っていた。その中には僕の部屋の周りを管理している兵アリの姿もあった。 「楓の葉殿…女王様の命により、道中の護衛をさせていただきます」 『ありがとう。しっかりと勉強するよ』 胸中で女王やアリたちに感謝しつつ、僕は勉強会の会場であるカスガの岩に向かった。
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