語り部

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様々な種族が共存しているなか、人々の間では勇者という職業が流行したこの世界。勇者が量産され、他の職業は人が減る一方だ。 なぜ、勇者が流行っているのかは至ってシンプルな理由だった。それは誰だって主人公でいたい人々がいる、ただそれだけの理由だ。一方で魔族には皮肉にも魔王という職業が流行っていた。 どんなに強い魔法や剣術を持ってしても所詮は生身では到底魔族には及ばない。 武器、防具の知識を誰よりも理解している鍛冶屋だからこそできる戦い方がある。 この物語は勇者と魔王の馬鹿げた戦いに挑む2人の鍛冶屋の物語である。
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