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「あのー今日は、二人にお祝いをしに来たんですよ!」
アッキーは弱々しくも、嬉しそうに話し出します。
「良ければ、二人に似合いそうな服を持ってきましたので、ぜひとも着てみてください」
マッキーは不気味な笑みを浮かべながら、語り始めます。
「いや、結構で……」
「さあ、いこうか♪」
うたくんは丁寧にお断りしようとした瞬間、マッキーに弱みを握られたよっぴぇさんにうたくんは連れていかれました。
どんな服を着せられているか、目隠しをされているうたくんには分かりません。
「これは、有名な俳優の大栗とかなんとかっていう人が来ていた衣装だ。話題になった映画だから、着てみる価値はあるさ♪」
映画の衣装なら大丈夫だ。さすがはよっぴぇさん、マッキーの悪だくみに屈しない強い人だ!
うたくんは気分を良くして着替えます。
「あ、そうそう、髪型もばっちり決めておこう♪」
良かった、カツラだけど、ちょんまげではなさそうだ。よし、それなら、役になりきるぞ!
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