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「な、なんだこれはーーー!!」
うたくんは大きな声をあげました。
深みある青いカッターシャツ、黄色いネクタイ、赤いジャケット、そしてもみあげの髪型。
こ、これは……。
「ルパ〇賛成、じゃなくて、三世じゃないかーーー!」
「うたくんは、今、クリエーターさん達の視線を盗んでいきましたよ!!」
アッキーは悪気もなく、嬉しそうに目を輝かせています。
「うわーーーーーん!!」
うたくんは泣き出してジャケットとカツラを脱ぎ捨て、走り出していきました。
「おかしいですね~。うたくんなら、絶対に気に入ってくれると思ったのですが……」
首をかしげているマッキーの横で、よっぴぇさんが可哀そうにと、目で訴えかけました。
これはやばいぞ、とみずちゃんも後ろに下がっていきます。
「ああ、みずちゃんは大丈夫ですよ。キャラクターとかじゃなく、大人っぽい服にしたってマッキーから聞いていますから」
ニコニコしながら、アッキーはみずちゃんの行く手を阻みます。
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