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光るパールのイヤリングに、ネックレス。光沢ある黒のハイヒール。
黒のノースリーブのワンピースには、上着が羽織られています。
そう、確かにこれならきちっとした場にふさわしい服のようです。
「って、これは、フォーマルウェアじゃーーー!!」
みずちゃんは上着を投げつけました。
「みずちゃん、すごく大人っぽい衣装なのに、なんで怒るんですか?」
アッキーは不思議そうに見ています。
「これなら、入学式にばっちりの黒い衣装ですよ。コサージュをつけると、さらに鮮やかに!」
マッキーの手にはピンクのコサージュがのせられています。
「違うのーー! ドレスだと、可愛いドレスだと思ったのに!!」
みんなが、そうだよね~と憐れみながら、みずちゃんに共感しています。
「仕方がありませんね、では、お遊びはこれくらいにして、題名どおりガブリスタ劇場をはじめましょうか」
その場にいた全員が真っ青な顔になり、小さく首を振りましたが、マッキーは見ないふりをして、配役を決めてしまいました。
さぁ、ガブリスタ劇場のはじまり~、はじまり~。
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