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むかーし、むかーし、うたおじいさんとみずおばあさんがおりました。
うたおじいさんは、山でしばかれ……、山に芝を狩りに、みずおばあさんは川に電卓……、洗濯をしに出掛けました。
みずおばあさんはもうすぐ美味しい大きなももが流れてくると思っていたら、川の上流からカヌーにのって、ももだろうさんが華麗にすいーーっと流れてきました。
「あーあれは、ももじゃないから、持って帰れないな」
そう言ってみずばあさんはももだろうさんに声もかけませんでした。
ももだろうさんはみずおばあさんに気が付かず、ついうっかり追い抜いてしまいましたが、慌てて川をのぼってきました。
「わたしはマッキーに頼まれてやってきた、ももたろう役のももだろうです。さて、私はどうすれば、よいのでしょうか?」
知らないよ、と言いたくなりましたが、ここはとりあえず巻き込まれた者同士、タッグを組まないといけないとみずおばあさんは思いました。
家に帰ると、うたおじいさんは言いました。
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