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「何も知らないももだろうさんにまでこんなことをするなんて、あの二人の悪ふざけはひどすぎる。ならば、あの二人を退治に……、まあ説教をしに行こう!」
うたおじいさんはいつもよりも強い口調でしたが、さすがに退治は無理と思ったのでしょう。
「そんなにひどいことをする者とは知りませんでした。ですが、皆さんが困っているのならば、お助けいたしましょう!」
ももだろうさんは、やる気です。それでは、腹ごしらえにと、うたおじいさんはご馳走を振る舞ってくれました。
みずばあさんはこの時期にぴったりだと桜餅を作ってくれました。
さて、説教しに行くのは、ももだろうさん、うたおじいさん、みずおばあさんです。
そこに興味津々でタコのトッくんがやってきました。
「ももだろうさん、一体どこへいくんですか?」
「うむ、今からアッキーとマッキーの説教をしに行くんだ」
「おもしろそうですね、私もついて行っていいですか?」
「それは心強い!トッくんとやら、桜餅をたくさん作ってもらったんだ。良かったら、一緒に食べながら、二人のことを聞こうじゃないか」
トッくんが加わり、三人と一匹になりました。
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