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3時間目と4時間目の休み時間。
先生から言われた言葉。
「じゃあー、山田と○○理科室の準備しとけ」
「えー、なんで俺ー?」
ぶーぶーと文句を言う山田くん。
私と嫌なのかな、、別にいいけど 笑
「お前ら日直だろ?」
「はぁー、はいはい」
とめんどくさそうに席をたち、私の肩をぽんぽんと叩く。
「ほら、行くぞ?」
「あ、ごめん」
でもなぜか私に声をかけるときは優しいの。
嫌なんじゃなかったの?笑
そして山田くんと理科室へ向かう。
山田くんはポケットに両手を入れながら私よりも早く歩いていく。
私は少し足を早める。
ボーッ、としていた私は理科室を通り過ぎてしまって山田くんに手を捕まれる。
「おい?笑」
「あ、ごめん笑ボーってしちゃってw」
からからうようにふっ、と笑って、理科室のドアを開ける。
早速ビーカーを用意していたら…
ドサッ、と音がして私の手を引く。
気付いたら私に視界に映っているのは山田くんと天井。
どうやら押し倒されたみたいです。
「え、?」
そう言ったと同時に私の両手を床に押し付ける。
その時の私の脳は混乱していた。
「山田、、くん?」
「お前、かわいーなー笑」
なんて言われて更に混乱する私。
「どうゆうこと、?」
「こうゆうこと」
その時、微かに右のほうの口角が上がったのがわかった。
山田くんの顔が近付いてきて焦って抵抗しようとするけど手は山田くんにつかまれたまま。
ついに視界が山田くんの顔に埋め尽くされる。
唇には生暖かい感触がして、なんだかゾクゾクする。
「ふはっ 笑」
一回、山田くんが離れて私の足の上に跨がる。
そしてまた山田くんの唇が重なる。
唇、柔らかいな、笑
なんて思っていたら廊下から
準備できたか?
っと先生の声がして急いで私たちは離れてあと少しまでやった準備を再開する。
「すみません、あともうちょっとです」
「そうか、早くしろよ?」
そう言って先生は去っていった。
「あぶねっ」
とか言いながらちゃっかり私の手を掴もうとしてる山田くん。
「もうッ//」
ぺしっ、と山田くんの手を叩いてほほを赤くする私。
「でも、可愛いかったよ? 笑」
「、、、////」
「恥ずかしいからやめて」
「ふっ、ねえあのさ」
そう言ったあと私の耳元に口を近づけて、吐息に近い声で囁く。
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