お茶会

10/10
前へ
/270ページ
次へ
「それでそれで、セレナ様は私と同い年なのに手足が長くてセクシーでいらっしゃってフレイヤ様はとってもお可愛らしくてサルビア様は凛としていて立派な淑女で、サリーナ様は屈託のない太陽のような笑顔が素敵なのですわ! 他にも沢山お友達ができましたの!!」 数日後、自宅の広大な中庭のテーブルセットで友人が出来た喜びを婚約者に熱く語るセレスティナであった セレナ、フレイヤは想定内 しかしまさかのサルビアやサリーナまでたらしこんで来るとは、これからが楽しみだとエルグランドはすぐ隣で興奮気味に話す愛しい婚約者の頭を撫でながら微笑んだ その2人は本来ならば彼女の敵(お助けキャラ)なのだから… 「早速沢山友達が出来たみたいで嬉しいよ。それに本来なら仲良くなりにくい人物まで仲良くなったのはティナの人柄だね!凄いよ ティナは将来王妃になるんだから、敵は少ないに越したことはないからね」 「うぅ////はいですわ!」 大好きな婚約者に褒められて恥ずかしがりながらも嬉しそうなセレスティナを、側に付いていたマリーナは微笑んで見つめていた 同時に殿下は、奥様や私の懸念をきちんと理解して下さっているんだなと感謝した
/270ページ

最初のコメントを投稿しよう!

499人が本棚に入れています
本棚に追加