12歳

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「そういえば! 皆さまはやはり高貴な家柄ですから魔法も凄いのですか?!」 サリーナが目を輝かせて皆に質問する この世界において魔法は、まだまだ定義のふにゃふにゃした存在だ まず、属性という概念はある 属性は火水土風に、少し珍しい雷を入れて自然5属性とする 光属性は超希少とされ、治癒や浄化を得意とする 闇は禁忌なイメージを持たれているが、実際は防御が得意で治癒なども出来る万能属性、光より使い勝手が良い この7属性に当てはまらない魔法は一括して属性外魔法と呼ばれ、細分化や体系化は進んでいない この7属性は、理論上は誰でも発現が可能なのだが大体1人2属性が限界とされている また、発現しても制御は別物であり魔法をちゃんと使えるかは魔力のコントロール能力に依存する 例としてなら、一応水と風を発現させているが使えるのは水だけ…といった感じが貴族のプロフィールの定番 また魔力量は血筋に大きく影響される部分があるため、サリーナは本来なら親しくなど出来ない筈だったセレスティナ達の属性や魔力が気になって仕方がないのだ 因みに小さい頃から仲の良いサルビアは光と水を発現、制御も成功させた天才。
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