14歳

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エリネーラ伯爵令嬢は悪役では無くライバルなので、脳筋が尻軽(ヒロイン)を選んでも破滅は無い だが、彼女は婚約者であるライオネルのことが大好きなのだ エルグランドの紳士の心得講座は朝日が昇るまで続いたのだった ーーーだいたいな、お前は恵まれているんだ お前が訓練に集中できるのはタオルや着替えを用意し、お茶や弁当を用意し、やり過ぎて肉離れしたりした時にお前のために頑張ってものにした光属性で治してくれる彼女が居てこそだろう? そんなにも愛されているのにぞんざいに扱ったらバチが当たるぞ? 完全な政略結婚で愛など無い夫婦も多いのにお前はとことん愛されているんだ。それを自覚しろ」 「…そうだな!!! ありがとう殿下!! 俺これから…とりあえず花束用意して普段の感謝伝えてくる!!!」 慌ただしく出ていったライオネルをエルグランドは呆れ顔で見送った 「……朝の5時だぞ? まあ30分仮眠したら俺も執務を午前中に全て終わらせてティナに会いに行くかな」 「さすが超人王子ねぇ」 セラフィムはニコニコとそんな主を眺めていた
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