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幼稚園の時、スペインと日本のハーフという先生がいた。その人の名はもう覚えていないけど、とてもとても好きだった。
優しくて、金髪で、ブルーがかった瞳が、人魚みたいで、幼いながらに綺麗だと思ったのは忘れられない。
僕は、先生に挨拶の代わりといって、したったらずの「あいらぶゆー」をよく言った。
先生はいつも「あら、上手ね」と日本語で誉めてくれた。
僕はそれが嬉しくてよく話していた。
けれど、いつの日からか突然、先生は辞めてしまっていて、会えなくなってしまった。
悲しくてよく泣いていたのを覚えている。
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