最悪な出会い

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顧問の森村(もりむら)先生が緊急入院してしまったので、副キャプテンやら他の部員のサポートもあるとはいえ、当面1人で頑張らなくてはいけなくなった。 舗装されているといっても、山を切り開いた田舎の道は古くガタガタで、昨夜の大雨で所々に水溜まりができていた。 その山道を下り切ると、開けた道に出る。 開けたといっても店などなく、農道の合間に民家がポツリポツリあるくらい。 後ろから近づいていた車に気づかなかった。 追い抜き様に巨大な水溜まりの水がシャワーのように降り注いだ。 「きゃあっ?!」
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