てのひらの物語
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『陽だまりの時間』
肩に寄りかかる重みと小さな寝息につい頬が緩んだ。木漏れ日の軌跡を指の背でなぞれば眠り姫はくすぐったそうに笑みをこぼす。 波打つ赤い髪からそばかすの散る目許、柔らかな頬を辿って無防備な口許へ。 その吐息ごと唇を奪うのは簡単だけど――今はまだ。 夢見るきみのお気に召すまま、望むままに。 ……実は「4.蕾は薄明に微睡む」冒頭シーンのウィル視点だったり。
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