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長い付き合いだから、
あなたの考えている事なんて分かる。
今まで簡単に命を狙われるような危険な世界にいなかった者が
突然、いつでも死と隣り合わせなこの裏の世界に来たとなれば
ここで生き延びるために人一倍力を付けなければ
到底ここでは生き延びられないし
それを教えるという事は、
その子と本気で向き合わないといけないものーーー。
その大変さを分かっていて、この人は私に任せるのよね。
コトハには頼みづらいのも分かるけど
あの子を今以上に一人前の指導役に育てるのも
大切なことだと分かっているんだろうけど困った上司よね。
まあ、直属の部下の私に頼みやすいってのもあるとは思うけど
これも私の仕事だし仕方ないからもちろん引き受けるけどね。
『そーいえば、名前聞いてなかったわね。』
リュウ「あ、そうでした、水野さんです。」
『水野さんね、了解しました。』
バタン…
あのほっとした顔。
本当に、困った人ーーーーーー。
『さてと、どんな子か…楽しみねぇ〜♪』
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