エピローグ

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 軽い酔いを醒ましながらぶらぶらと歩いていたが、ふと愛は日中の明を思い出していた。 (昔は、ああじゃなかったのに)  魔導学校だろうが外の町だろうが、因縁をつけられると完膚無きまで叩きのめしていた明だ。  それがどうして、手のひらを返したように下手に出るようになったんだろう。  180°変わってしまったんだろう。   『いや~、能ある鷹は爪を隠す、ってヤツ? この俺様、すでに神の域に達してるってカンジだから』   『神の力を誇るこの蟹座の大魔闘士・左近充明様が、あんなチンピラの一人や二人、相手にしてられないっての』
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