エピローグ

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 気持ちのいい酔いも手伝って、明はあの時の気持ちを素直に口にした。 「あの時、お前言ったよな。『オトナになったね。明』って」 「うん」 「俺がオトナになれたのは、お前のおかげなんだぜ。愛」  僕!? と愛は驚いている。  口にした途端、照れくさくなってしまったので、明は月を見ながら歩みを止めずに続けた。
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