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法人税
法人税の税率は近年、引き下げられて来ました.それは世界的な傾向です.しかし、それでも日本の中小企業の7割が赤字で、そして大企業の5割も赤字で、法人税を負担していないそうです.
まあ、言ってみれば、経営者に経営能力がないから赤字になるわけで、それなのに何千万円とか何億円とかの役員報酬を払ったりするのは全く道理に外れてると、僕は思いますね.法人税は出せないが、役員報酬は出せるなんて変です・・・役員報酬は株主総会で決定されていると言っても、形だけですよ・・・まあ僕には関わりのない事ですけどね、てへへ.
ちょっと引用してみます.
(P87)・・・会社が所得を得たら法人税等を負担するが、この会社の所得とはいったい誰のものなのだろうか.会社自体は利益追求のために人が集まって作った団体であるから、結局は会社に出資した人たちのものなのだろうか・・・会社の所得は所詮個人株主等の所得なのだ、と考えるのを税法では法人擬制説とよぶ・・・これに対して、会社というのは個人株主からも離れた独自の存在であって、会社の所得はやはり会社自体の所得と考えるべきだという法人実在説もある・・・
引用を終わります.
いづれにしても、法人税の仕組みは複雑です.同族会社の行為計算否認規定とか、受取配当益金不算入とか、連結納税制度とか、なかなか理解できるものではありませんね.
もっと単純な仕組みに変えたらいいと思うんですけどねぇ・・・どうでしょうかねぇ.
(続く)
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